社内行事は「時代遅れ?」

今年もスタッフ全員で行ってまいりました。「玉ねぎ狩り」。

当社が事務局を担うNPO健康経営研究会の賛助法人会員で「食育カンパニー」の株式会社ヴァカボ様にコーディネートしていただき、千葉県白子市の細谷農園にお邪魔し、立派に育った玉ねぎを60キロも収穫しました。
その後、刈り取ったばかりの玉ねぎを使ったBBQ開催、とっても美味しかった!

さて最近、みなさまの会社ではこのような社内行事を開催されていますか?

新型コロナウイルス流行前から宴会付きの社員旅行は時代遅れとも言われ、社内イベントが縮小傾向にありましたが、コロナ禍でのリモート中心の働き方からコミュニケーション課題が顕在化し、Web運動会等、形を変えたイベント開催も増えつつあるようです。

出典:ProFuture株式会社/HR総研

当社で開催した「玉ねぎ狩り&BBQ」は、青空の下でヴァカボの長岡社長や細谷農園の細谷さんから玉ねぎについて、いろいろと教わる食育(リスキリング)の機会としてだけでなく、非日常空間での体験によるリラックス効果に加えて以下効果があったと期待してます。

①コミュニケ―ション強化
 協働作業により一体感が醸成される。
②エンゲージメント効果
 業務中には見えなかった同僚の個性への気づき等、相互理解の深化と従業員同士の心理的安全性向上の結果、会社への信頼感も高まる。
③主観的幸福度(ウェルビーイング)の向上効果
 アメリカの心理学の父と呼ばれるセリグマン教授によると達成感(achievement)、他人との関係性(relationship)は、主観的幸福度(ウェルビーイング)を向上させる要因としても挙げられている。

NPO法人健康経営研究会が提唱している「深化版:これからの健康経営の考え方について」においても、人を資本として新しい企業価値を創造するための投資として「コミュニケーション⇒ワーク・エンゲージメント⇒ウェルビーイング」とつながり、企業の成長、社会の発展に寄与していくとしています。
また経済産業省が発表している「人材版伊藤レポート」には人材戦略に求められる要素の一つとして「従業員エンゲージメント」があり、人的資本経営と健康経営の視点は、企業、社会を成長させる上で共通項があるということだと思います。

「玉ねぎ狩り」だけで少し風呂敷を拡げすぎましたが、社内イベントをはじめとするコミュニケ―ション施策が健康経営はもちろんのこと、昨今、注目されている人的資本経営に関しても大きな効果を生み出すのではないでしょうか。
当社ビゼルとしてもNPO法人健康経営研究会、賛助会員様にもご協力を得ながら、引き続きこのテーマを掘り下げてみなさまと考えていきたいと思います。

従業員がイキイキと、企業・組織が活性化、成長することで社会課題の解決に向け進んでいくことを期待して、優良法人の認定、法制化、義務化だけの対応にとらわれず、微力ながらお手伝いできればと考えます。

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