『歯と口の健康週間』-「歯を失う原因」の第1位は「歯周病」! –

「歯と口の健康週間」をご存じですか?

厚生労働省や文部科学省、日本歯科医師会などが毎年6月4日から10日までを「歯と口の健康週間」としています。
この期間には、啓発のための新聞広告掲載やポスターの掲示、イベントの開催などが行われ、歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することを目的とされています。

これまでの標語は…
2022年 「いただきます 人生100年 歯と共に」 
2023年 「歯を見せて 笑える今を 未来にも」
でした。

2024年の今年は、『手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで』 。
重点目標は『「生きる力を支える歯科口腔保健の推進」~生涯を通じた8020運動の新たな展開~』です。

歯と口は国民が健康に生きていく力を支えるものであり、歯科疾患の予防や歯と口の健康を保持する取り組みを推進しています。8020運動は、人生100年と言われる時代に、80歳になっても20本の歯を保ち、一生自分の歯で食べられるように、といったメッセージが込められています。

「8020運動」が提唱されたのは1989年。
当時の日本人の平均寿命は80歳くらいでしたが、2020年では男性が81.64歳、女性が87.74歳と発表されており、「80」を大きく上回るようになりました。
そのような背景もあり、8020運動は「80」をゴールとする捉え方から「より健康な高齢期を過ごすための運動」という意味合いに変化しています。

8020運動の次なるステップとして、歯周病等の重症化を防ぎ、8020達成者を増やし、健康長寿社会を目指すことを目標としています。

■ 歯を失う原因の第1位は『歯周病』

歯の本数は永久歯で28本、親知らずを含めると32本です。
約20本残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが科学的に明らかになっていますが、2022年の歯科疾患実態調査(厚労省)によると、1人当たりの歯の数の平均値は下記の通りです。

40~44歳 27.9本
45~49歳 27.8本
50~54歳 26.4本
54~59歳 26.5本
60~64歳 24.8本
65~69歳 23.8本
70~74歳 21.0本
75~79歳 18.1本
80~84歳 15.6本
85歳~   14.0本

みなさんは、今、何本残っていますか?

8020を達成するためには、幼少期から対策をとり、生涯にわたる歯科保健対策が大切です。
「歯を失う原因」の第1位は「歯周病」。
予防や適切な治療を行い、ご自身の歯をできるだけ残すように、歯の健康を維持しましょう。

※本内容は協力パートナーの株式会社ハミエルに協力いただいて作成いたしました。

当社ではみなさまの健康経営の取組みを支援しております。
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